フランス唯一のクルーズ会社ポナン(英:PONANT/本社:フランス・マルセイユ)の世界で唯一の豪華砕氷船 ル コマンダン シャルコー号は、2022年11月21日および12月3日に、ウェッデル海に浮かぶスノーヒル島の皇帝ペンギンのコロニーに到達し、地球上で最も特別な野生動物の観察体験をゲストの皆様にしていただきました。
2022年11月21日はスタニスラス・デヴォルシン船長、2022年12月3日はエティアン・ガルシア船長による航海で、いずれも伊知地亮さんをエクスペディションリーダーとする探検隊が組まれました。南極半島の東部、ウェッデル海に浮かぶスノーヒル島は、皇帝ペンギンの繁殖地として有名ですが、生態学的に重要な高速氷と密集した流氷に囲まれ、通常ヘリコプターでしかアクセスできないため、アクセス困難な場所として知られています。今回、ル コマンダン シャルコー号は、砕氷技術と氷上ナビゲーションシステムと、船長とエクスペディションチームの専門知識により流氷の中を通るルートを発見し、スノーヒル島へのゲストの上陸に成功しました。
本上陸は、IAATO(国際南極旅行業協会)と南極条約加盟国による、環境と動物相を常に確実に保護するためのガイドラインに沿って実施されました。薄曇りの空の下、穏やかな海と美しい氷、小さな氷山に囲まれながら、探検チームは船から 2海里(約5km)のハイキングで皇帝ペンギンのコロニーまで到達し、ヒナを含む1万羽以上の皇帝ペンギンに遭遇し、ポナンのゲストは真の自然のスペクタクルを体験しています。
エクスペディションリーダーの伊知地亮さんは、「ル コマンダン シャルコー号により、ポナンはこの地域で実施されている安全規制を尊重しながら、ヘリコプターで飛ぶことなくお客様をコロニーにお連れすることが可能です。これは、探検、お客様の体験、そしてより持続可能な観光という点で、画期的なことです」とコメントしています。